ManageEngine OpManager から Progress WhatsUp Gold ソリューションへの移行を計画している人のためのガイドとして、主な違い、推奨される移行手順、および最小限の混乱で移行を支援するための実用的なチェックについて概説します。WhatsUp Gold ソリューションにデバイスをインポートして監視を開始するために使用できるスクリプトの例も含まれています。
OpManager と WhatsUp Gold ソリューションはどちらも強力なネットワーク監視機能を提供しますが、その理念は異なります:
チームがより柔軟なダッシュボード、シンプルなエスカレーションワークフロー、またはより直感的な視覚化を必要とするなら、WhatsUp Gold ネットワーク監視は自然な選択肢です。
移行前に、OpManager のコンセプトを WhatsUp Gold のコンセプトにマッピングしてください。詳細は YouTube ビデオやオンラインドキュメントをご覧ください。すべてのタスクを成功裏に完了させるために WhatsUp Gold のトレーニングを検討してください。
OpManager: デバイステンプレートは SysOID/CLI 識別子を通じてデバイスを分類し、しきい値付きのモニタを接続します。
WhatsUp Gold: デバイスロールは検出された属性に基づいてデバイスを分類し、それに応じてモニタを割り当てます。ロールはデバイスごとに手動で調整できます。
移行のヒント: OpManager のテンプレートベースのしきい値をレビューし、ロールベースの WhatsUp Gold のパフォーマンスモニタとアラートセンターワークフローに変換してください。
OpManager: 通知プロファイルで、どの条件(例:デバイスダウン、URL ダウン、しきい値)でどの通知を送信するかを定義します。
WhatsUp Gold: アクションとアクションポリシーは、モニタの状態変化によってトリガーされるエスカレーションチェーンと通知を作成します。
主な違い: WhatsUp Goldでは、状態ベースのイベントはアクションポリシーを使用しますが、パフォーマンスのしきい値はアラートセンターライブラリにあるアラートセンター通知ポリシーを使用します。
OpManager: ビジネスビューはサービス依存関係を視覚化し、SNMP/NetFlow 経由でリンクステータスを許可します。
WhatsUp Gold: マップビューとカスタムマップにより、デバイスアイコン、注釈、監視状態を示すインジケーターで動的なトポロジーを視覚化できます。トポロジーのカスタマイズや、カスタムマップとオーバーレイの使用も可能です。
OpManager: ビジネスビューごとの可用性ダッシュボード。
WhatsUp Gold: 完全にカスタマイズ可能なダッシュボードと、全画面表示をローテーションする NOC ビューアのスライドデッキ。
| OpManager の用語 | WhatsUp Gold の用語 | 解説 |
|---|---|---|
| デバイステンプレート | デバイステンプレート | WhatsUp Gold ソリューションでは、検出された各デバイスに対してデバイステンプレートと、デフォルトのモニタ/属性およびマップフィルターを決定するプライマリロールとサブロールが割り当てられます。ロールは後から変更できます。 |
| デバイス認証情報 | 認証情報ライブラリ | WhatsUp Gold ソリューションは、 認証情報ライブラリ (SNMP、Windows、SSH、VMware、クラウド、Redfish など) を使用して、検出/再スキャン時に認証情報を適用します。 |
| インターフェーステンプレート | アクティブモニタ (デバイス/ポートのアップ/ダウン) とアラートセンターのしきい値 (パフォーマンス) | WhatsUp Gold ソリューションでは、アップ/ダウン (ステータス) はアクティブモニタによって追跡され、パフォーマンスのしきい値 (使用率など) はアラートセンターでパフォーマンスモニタ用に設定されます。 |
| アラーム | 状態変化 / アラート | WhatsUp Gold ソリューションでは、デバイス/モニタが状態変化を生成し、それがアラートアクションや通知のトリガーとなります。 |
| 通知プロファイル | アクション & アクションポリシー | WhatsUp Goldソリューションでは、アクション (メール/SMS/スクリプトなど) はアクションポリシー (簡単なエスカレーション/ブラックアウト) によってグループ化および順序付けされ、デバイスまたはモニタに適用できます。 |
| ビジネスビュー | マップビュー / カスタムマップ | マップビューにはデバイスグループやトポロジーが表示され、カスタマイズ可能なアイコン/注釈やリンク/モニタのインジケーターを確認できます。 |
| ダッシュボード (ビューごとの組み込みウィジェット) | ダッシュボード & NOC ビューア | WhatsUp Gold ソリューション にはカスタマイズ可能なダッシュボードと、ウォールボード用のスライド/デッキをローテーションさせる NOC ビューアがあり、URL経由で共有できます。 |
| NetFlow Analyzer (OpManager に統合されたアドオン) | ネットワークトラフィック分析プラス (NTA+) | WhatsUp Gold は、ダッシュボードの一部として NTA+ レポートやウィジェットを表示します。 |
| 検出 (IP 範囲/シードルーター/AD/VMware; ルールエンジン) | 検出→新規スキャン (スコープ、仮想化/ワイヤレスへの拡張; デバイスロール) | WhatsUp Gold の検出は、スコープ/制限を定義し、認証情報を使用し、デバイスロールを活用してモニタを自動的に割り当てます。 |
| しきい値はデバイス/インターフェーステンプレートに設定されるほか、通知プロファイルの条件 (「しきい値ルール違反」) として評価されます。 | 分割モデル: アクティブモニタ→アクション/アクションポリシー (状態変化)、 パフォーマンスモニタ→アラートセンターの通知/ポリシー (しきい値違反)。 | これが構成をマッピングする際の最大の概念的な違いです。 |
| IPAM (IP Address Manager) | (外部ツールが必要) | WhatsUp Gold にはネイティブの IPAM 機能はありません。必要なら、Microsoft IPAM や Netbox のご利用を推奨します。 |
前提条件: エクスポートを行うための OpManager 管理者権限、認証情報/ロール/ポリシーを作成するための WhatsUp Gold 管理者権限、および定義済みの検出範囲 (IP 範囲/シードデバイス/AD ソース) があることを確認してください。
以下を文書化してください。
通知プロファイル (Settings -> Notifications)
ビジネスビュー (Maps -> Business Views)
アドオン (NetFlow、NCM、VMWare、WLC など) (設定の各項目を確認してください。)
この監査は、機能を WhatsUp Gold の同等機能に直接マッピングするのに役立ちます。
OpManager の方法:
次に、テンプレートのしきい値設定を確認し、文書化します。
WhatsUp Gold の方法:
移行のベストプラクティス: 文書化されたOpManager の各しきい値について、アラートの量と深刻度が一貫して維持されるように、WhatsUp Gold に対応するアラートセンターのしきい値を作成します。
OpManager | WhatsUp Gold |
通知プロファイル | アクションとアクションポリシー |
プロファイル基準 (デバイスダウン、しきい値、URL ダウン、インターフェース) | 状態変化 (アクティブモニタ) + パフォーマンスしきい値ルール (アラートセンター)。アクションポリシーは、デバイスまたはアクティブモニタに割り当てることができます。 |
メール/SMS/Webhook/チケット | 同じ — メール、SMS、スクリプト、Webhook |
検証: 代表的な障害1件と代表的なしきい値違反1件について、アラートの量と送信先を比較します。
注: ビューが純粋にステータス指向 (依存関係志向でない) であれば、マップではなく WhatsUp Gold ダッシュボードとして実装することを検討してください。
検証: NOC で使用されているターゲットディスプレイのハードウェア/解像度で、ダッシュボードウィジェットとウォールボードが正しくレンダリングされることを確認してください。
OpManager:
WhatsUp Gold:
検証:
WhatsUp Gold では、状態ベースの通知としきい値ベースの通知を分離することで、誤検知が減り、エスカレーションがより明確になります。
NOC ビューアは、24時間365日稼働するオペレーションセンターに最適な、ローテーション式のダッシュボードを提供します。
WhatsUp Gold のデバイスロールは、分類を明確に処理し、簡単に変更できます。これは、複雑なデバイステンプレートロジックに対する大きな利点です。
WhatsUp Gold のマップビューは、注釈、リンクインジケーター、L2 可視性をサポートしています。
OpManager と同じ設定を WhatsUp Gold で再現できるようにするために、OpManager の設定内容をきちんと取得できているか確認してください。多くのスクリーンショットを撮ったり、ドキュメントやスプレッドシートにコピーしたりする必要があるかもしれません。上記の手順に従っていれば、必要なものはすべて揃っているはずです。
この PowerShell スクリプト (バージョン 7 および 5.1 でテスト済み) は、OpManager REST API を使用してデバイスを取得し、WhatsUp Gold PowerShell モジュールを使用してデバイスを WhatsUp Gold にインポートします。WhatsUp Gold 認証情報ライブラリに既に設定されている認証情報を使用して、インポートされたデバイスリストに対して検出を実行します。検出結果を改善するには、まず認証情報を移行してください。
OpManager から WhatsUp Gold への移行は、単なるアップグレードではなく、ネットワーク管理業務における戦略的な飛躍です。どちらのプラットフォームも堅牢ですが、WhatsUp Gold は、以下の点において優れた選択肢として際立っています。
WhatsUp Gold への体系的な移行を進めることで、チームは最先端のツールとワークフローを活用できるようになり、スムーズな移行を実現するとともに、持続的な運用効率と将来の成長のための基盤が確立されます。
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