プログレスの WhatsUp Gold には、アクティブ - アクティブの冗長構成によってダウンタイムのリスクを最小限に減らす高可用性機能があります。このブログでは、WhatsUp Gold の高可用性機能について説明します。

WhatsUp Gold の高可用性機能: サブスクリプションの Enterprize と Enterprize Plus

WhatsUp Gold の高可用性機能は、サブスクリプション・ライセンスの Enterprise と Enterprise Plus エディションで有効です。複数の WhatsUp Gold インスタンスを同時に使用できます。

  • Enterprize: 最大2台の WhatsUp Gold インスタンスをインストール可能
  • Enterprize Plus: 最大4台の WhatsUp Gold インスタンスをインストール可能

各インスタンスはそれぞれ独立して稼働し、専用のデータベースと監視スコープを備えています。この分散型アーキテクチャは複数の拠点やデータセンターにまたがって展開でき、特定の地域のインスタンスに障害が発生した場合に別のインスタンスに切り替えることで、継続的な可視性を維持できます。地理的条件、事業部門、重要度といった観点からも、このモデルは比類のない柔軟性と高い障害分離性を提供します。

両エディションには分散機能も含まれており、地域や部門、あるいはインフラストラクチャ層別に監視スコープを分割することも可能です。

シンプルなライセンス体系

WhatsUp Gold のライセンス体系はシンプルであり、高可用性を簡単に実現できます。Enterprise および Enterprise Plus では、有効化された各インスタンスに対してライセンスが付与され、ライセンスの共有は行われません。

例えば、1,000デバイスの Enterprise Plus ライセンスを使用すると、最大1,000デバイスをそれぞれ独立して監視できる WhatsUp Gold サーバーを 4 台展開できます。ライセンスの途切れやインスタンス間の依存関係を気にすることなく、複数の環境にわたって監視基盤を柔軟に拡張できます。

WhatsUp Gold 360 との関係

WhatsUp Gold 360 は、オンプレミス環境での導入を補完し、クラウドベースの環境や分散型環境においても一元的な可視化を提供できるよう、次のような機能で支援します。

  • 複数の WhatsUp Gold インスタンスからのデータを同期
  • VPN 不要でモバイルデバイスからアクセス可能
  • インターネット接続状況を監視し、SMS やメールでアラートを通知
  • すべてのオンプレミス拠点がオフラインになった場合でも可用性を確保

WhatsUp Gold 360 は、監視範囲を拡張し、場所を問わず常に最新の情報を把握できるよう設計されています。

高可用性導入へのガイド

次のような高可用性プラットフォーム上に WhatsUp Gold のネットワーク監視を導入することで、高可用性を実現できます。

これらのプラットフォームでは、障害が発生した VM を自動的に再起動できるため、インフラレベルでの継続性が確保されます。アプリケーションを認識する仕組みはないものの、ハイパーバイザーによる高可用性は広く採用されており、高い信頼性を備え、ベンダーロックインを回避できます。これらの中から、自社環境に最適なプラットフォームを自由に選択できます。

その上に、Enterprise または Enterprise Plus ライセンスを使用して複数の WhatsUp Gold インスタンスを展開することで、監視のブラックアウトを大幅に低減し、災害復旧への備えを強化できます。各インスタンスは独立して動作するので、要件に応じた個別設定が可能となり、設定ミスが連鎖的に影響するリスクを抑えられます。

最後に

この、アクティブ - アクティブの冗長構成によってダウンタイムのリスクを最小限に減らす高可用性機能は、WhatsUp Gold の戦略的な進化です。以下の特長を備えた監視環境を構築するための手段を手に入れることができます。

  • 高い耐障害性: 複数のアクティブインスタンスにより、ダウンタイムのリスクを低減
  • スケーラブル: 地理的拠点や事業部門ごとに展開可能
  • 高い柔軟性: 希望する HA プラットフォームやアーキテクチャを選択可能
  • 高度なセキュリティ: 構成を分離し、必要に応じて環境をセグメント化

このアプローチにより、将来の要件にも対応可能な、堅牢で柔軟な監視基盤を実現できます。