サービス品質

サービス品質 (QoS) は、ネットワークリソースを管理するための一連の技術/パラメータとして定義できます。

サービス品質ポリシーが策定されていなければ、ネットワークチャネルは最善努力原則で機能します。つまり、すべてのアプリケーション/サーバー/ユーザーのトラフィックパケットに、デフォルトで同じ優先度が与えられることになります。デフォルトのままでは、重要なものを優先するというコントロールの余地がありません。

トラフィックを効果的にコントロールするためには、サービス品質 (Quality of Service、QoS) ポリシーを策定する必要があります。QoS ポリシーで、CRP、VoIP、データベースなどのビジネスクリティカルなアプリケーションに十分な帯域幅を割り当て、ゲーム、ストリーミング、その他の業務に関係ないアプリケーションが帯域幅を大量消費してしまわないように設定することができます。QoS ポリシーで使われる手法の代表例は次の2つです。

  • ポリシング: 最小帯域幅を割り当てます(アプリケーションが少なくとも事前定義された量の帯域幅を取得できるようにします。ビジネスクリティカルなアプリケーションに最適です)。逆に、最大帯域幅制限を設けます(特に、ゲーム、ビデオストリーミング、ダウンロードサイトなど、ビジネスに関連しないアプリケーションの場合、アプリケーションが定義された量の帯域幅を超えて帯域幅を消費しないようにします)。
  • プライオリティ・キューイング: 優先順位の高いアプリケーションに必要な帯域幅を割り当てた後に、他のアプリケーションに帯域幅を割り当てます。これは、VoIP などの遅延に対して耐性のないクリティカルなトラフィックで特に役立ちます。音声トラフィックを低レイテンシキューイング(Low Latency Queuing、LLC)として識別するよう QoS ポリシーを設定し、常に他のトラフィックよりも先に送信されるようにできます。

WhatsUp Gold を使って QoS を保証

WhatsUp Gold のネットワークトラフィック分析は、QoS ポリシーに基づいて帯域使用を監視し、管理できます。トラフィックの傾向を識別し、(一時的/季節的な急増や低下などの)トラフィックパターンを検出し、ネットワークとアプリケーションのトラフィックを分析します。情報は、ホスト/インタフェース/アプリケーション/トラフィック方向に基づいてフィルタリングできます。

また、WhatsUp Gold には包括的なレポート機能があります。CBQoS(クラス・ベースのサービス品質)レポートは、クラス・ベースのポリシーの有効性に関する情報を提供し、例えばポリシー適用前とポリシー適用後のトラフィック状況を比較することなどが簡単にできます。WhatsUp Gold を使うことで、サービス品質を保証するための管理が容易になるとともに、トラフィックが飽和する前に検知して対応することができます。

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