2019年の今、クラウドコンピューティングは主流になりつつあるのではなく、完全に主流になっています。2020年までに企業ワークロードの80%以上がクラウドに存在するはずだという予測もあります。

クラウドがここまで浸透してきたのは、Amazon Web Services、AWS が市場を牽引してきたことに負うところが多いと思います。ただ、Amazon がクラウド市場で押しも押されぬダントツのトップを誇っているものの、Microsoft のクラウド製品 Azure も、差を縮めようと売り上げを伸ばしています。AWS よりも Azure の方を推奨する人もいます。

2018年の時点で、Azure は最も急成長しているクラウドサービスであり、2018年10月の Microsoft の決算発表によると、2018年の売上高は前年比76%増でした。この急速な成長の1つの理由は、Azure のユーザビリティにあります。Azure は、Java、Python、Ruby、Node.js の各アプリ、ストレージ、データベース、仮想マシンなど、IT管理者がオンプレミスでホストしていたものを、何でもホストできます。

ただ、すべてが「雲」の中のようなものだということもあり、クラウド採用において若干のとまどいを感じることがあるかもしれません。Azure にはクラウド監視ツールが提供されているのですが、Azure クラウドリソース使用の全体像と、クラウド使用料金を把握するのは非常に困難です。

そのため、重要なアプリケーションを Azure に移行する前に、クラウド監視のための方策を立てて、そのための適切なツールを検討するのがベストです。考えられるのは、WhatsUp Gold のようなネットワーク監視ツールです。単一の統合ダッシュボードから簡単にネットワークのトラブルシューティングができる WhatsUp Gold を使うと、クラウドリソースの使用状況とそれに伴う使用料金も監視できます。

WhatsUp Gold で Azure リソースを監視

クラウドサービスプロバイダは、クラウドリソースの使用状況に関するレポートと統計を提供しますが、チェックできるのはインフラストラクチャ全体の一部だけです。WhatsUp Gold を使用すると、クラウド内のリソースを他のネットワークと同じように扱い、クラウドリソースの使用状況を他のネットワークインフラストラクチャとの関連がわかる形で表示できます。WhatsUp Gold はクラウドベースのリソースを自動的に検出し、それらをオンプレミスネットワークを表示するのと同じインタラクティブマップに表示します。単一のダッシュボードから、Azure API を介して利用可能なあらゆるステータスを監視、レポートし、警告通知も可能です。Azure からの情報は、アラートセンター、ダッシュボード、インタラクティブネットワークマップに取り込むことができます。クラウドリソースとインフラストラクチャのパフォーマンスや状況、インベントリレポートを簡単に生成することもできます。

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Azure 利用料金の監視

監視する価値があるのはリソース使用状況だけではありません。クラウド利用に伴って生じる実際の利用料金です。意識しないで使っていると、思いがけない高額の請求書が届いてびっくりすることがあります。クラウド課金のシステムはそれほど単純ではなく、管理を誤れば、経費削減のためのクラウド移行だったはずなのに利用料金が高くついて節約にならないという可能性さえあります。

そのため、クラウドの利用料金には細心の注意を払う必要があります。WhatsUp Gold を使うと、クラウドの使用状況とそれに伴う料金が追跡でき、設定しておいたしきい値を超えたら警告通知を受け取ることもできます。使い過ぎで警告が届いたら、使用状況を見直して対策を立てることができるので、クラウド使用料の請求書が届いたときにあわてふためくことにはなりません。

無料試用版がありますから、ダウンロードして試してみることをお勧めします。


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