SNMP、WMI、SSH、Telnet 監視

異種ネットワークデバイス、異なるサーバーベンダーを使用している場合は、ネットワーク管理ツールでこれらすべてのテクノロジーをサポートする必要があります。

一般によく使用されるネットワーク管理テクノロジー

ネットワーク管理ソフトウェアは、様々なテクノロジーを使用して、ネットワークの状態とパフォーマンスを検出、マッピング、管理、監視し、警戒すべき状況/障害/ボトルネックが発生した場合に警告通知を行います。一般的によく使用されるネットワーク管理テクノロジーには、SNMP、WMI、SSH、Telnet 監視プロトコルがあります。

SNMP(Simple Network Management Protocol、簡易ネットワーク管理プロトコル)

SNMP は、レイヤ 7 (アプリケーション層) の IP ベースのプロトコルで、マネージャーソフトウェア(ネットワーク管理ツールにインストールされている)とエージェントソフトウェア(ハードウェアメーカーによってデバイスに組み込まれている)の間の情報交換を行います。デバイスの情報は、管理情報ベース(Management Information Bases、MIB)に格納され、各定義は一意のオブジェクト識別子(Object Identifier、OID)によって識別されます。マネージャーは、まず、エージェントがクエリに対する応答として送信する SNMP 応答を調べて、デバイスを識別および特定します。その後、マネージャーは一定の間隔でデバイスにポーリングし、各トランザクションで 1 つまたは複数の MIB 測定値を取得します。マネージャーソフトウェアは、このデータを使用して、デバイスの状態とパフォーマンスを一元的に監視できます。SNMPは、しきい値を超えたり異常があった場合に、警告通知をトリガーすることもできます。SNMP は有効にしておく必要があります。

WMI (Windows Management Instrumentation)

WMI は、分散環境向けの Web ベースのエンタープライズ管理 (Web-Based Enterprise Management、WBEM) および共通インタフェースモデル (Common Interface Model、CIM) 管理テクノロジーの実装であり、Windows を実行しているコンピュータシステムから情報を取得するための Microsoft Windows の標準規格です。WMIは、オペレーティングシステム、ハードウェアやソフトウェアのデータ、リモートシステムやローカルシステムのステータスとプロパティ、設定情報、セキュリティ情報、プロセスとサービスの情報に関する詳細を収集します。次に、これらすべての詳細をネットワーク管理ソフトウェアに渡し、ネットワーク管理ソフトウェアがネットワークの状態、パフォーマンス、および可用性を監視します。WMI は Windows ベースのシステムとアプリケーションの専用プロトコルですが、SNMP やその他のプロトコルでも機能します。

SSH (Secure Shell、セキュアシェル)

SSH は、主に UNIX および Linux 環境で使用されるもう 1 つのネットワーク管理プロトコルです。暗号化によって保護された「シェル」を作成し、情報がネットワーク管理ソフトウェアとデバイスの間を安全に移動できるようにします。管理者は、認証のためにユーザー名、パスワード、ポート番号の組み合わせを入力する必要があります。

Telnet

Telnet は、クライアント/サーバーモデルに従うネットワークプロトコルです。TCP チャネルを使用して、2 つのネットワークデバイス間の双方向通信を提供します。最も古い通信プロトコルの1つである Telnet は、暗号化を使用せず、多くの実装でユーザー名とパスワードを組み合わせた認証を行わないため、安全性に欠けるとの指摘があります。Telnet は、多くの場合、より安全な SSH に置き換えられています。

異種ネットワークデバイス、異なるサーバーベンダーを使用している場合は、これらすべてのテクノロジーをサポートするネットワーク管理ツールを探す必要があります。ネットワーク監視・管理ソフトウェアである WhatsUp Gold は、SNMP、WMI、SSH、Telnet 監視テクノロジーをすべてサポートし、単一の使いやすいインタフェースから、ネットワーク、デバイス、アプリケーションを自動的に検出、監視、管理することができます。

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