ネットワーク監視の簡単な歴史

デバイスがネットワークに接続されている限り、ネットワークの管理と監視のテクノロジーが必要なのは確かです。何かがおかしくて、デスクから立ち上がってオフィスの反対側にあるデバイスをチェックしなければならないような状況は問題外で、より優れた適切なやり方があるはずです。試行錯誤は、ネットワークを運用する上で推奨される方法ではありません。

そして、1980年代のインターネットの出現は、世界中の人々に、より良​​いネットワーク監視方法の必要性を切実に認識させました。

初まりは、SNMP

インターネットの黎明期には、様々なワーキンググループがこの問題に対していくつかの異なる解決策を開発しましたが、普遍的な基準はありませんでした。

インターネット技術特別調査委員会の勧告に基づいて、簡易ネットワーク管理プロトコル (Simple Network Management Protocol、SNMP) が新しい標準になったのは 1988年のことでした。

SNMP は基本的にデバイス間でネットワーク管理情報を伝送する方法であり、ネットワーク管理の「言語」だと考えることができます。

SNMP は、当初のプロトコルから数十年にわたって開発と改良が加えられ続けた結果、今では、名前にある “simple” からはかけ離れたものになっています。

現在、ほとんどのネットワークコンポーネントには SNMP 機能が組み込まれており、ほとんどのネットワーク監視ソフトウェアの機能リストには SNMP が含まれています。

90年代 — ネットワーク監視ツールが登場

90年代には、nmonMTRGBig BrotherWS_Ping などの多くのネットワーク監視ツールが開発されました。これらはすべて、主要な監視手法として SNMP を使用していました。1992年にリリースされた WS_Ping は、WhatsUp を経て、1998年に WhatsUp Gold に改名されました。1990年代のネットワーク監視ツールは、ネットワークハードウェアとリソースのパフォーマンスを追跡し、複数の物理通信インタフェースの状態とパフォーマンスを監視すると同時に、トラフィックの負荷を適切に管理するためのトラフィックデータも提供できます。ただし、この時期のネットワーク監視ツールは、概して、ローカルエリアネットワークを想定したものでした。情報は、初期には単純なテキストインタフェースで表示されていましたが、より複雑なグラフィカルインタフェースも出現し始めました。

21世紀 — 変化するニーズ

21世紀初頭までに、Web サイトやインターネットベースのサービスの監視ニーズは、一般的なオフィス LAN のニーズと同じではないことが明らかになりました。多くのネットワーク監視ツールで、サポートを標準のインターネットプロトコルに拡張し、Web ベースのインタフェースを構築するようになりました。インタフェースはより複雑化し、接続状況や帯域幅使用を含む重要なメトリックのダッシュボードやネットワークのビジュアルマップを提供するようになりました。現在の多くのネットワーク監視ツールは、このレベルにあると言っていいでしょう。

ネットワークの複雑さがさらに増大し、ネットワーク監視に新たな課題

世界はここ10年ほどの間に、技術的な点でも、それ以外の点でも、はるかに複雑なものに変貌しています。もちろん、IT が例外のはずがありません。パンデミックが発生する前から、クラウドコンピューティング、ソフトウェア定義ツール、ハイパーコンバージドインフラストラクチャなどが台頭してきて、従来のネットワークアーキテクチャに混乱が生じ、IT 部門は、ネットワーク接続モデルに大きな変化が押し寄せているのを感じ取っていました。ネットワークパフォーマンスの監視は、ビジネスを成功させる上でますます重要になっていますが、ネットワークがより複雑になれば、その監視システムもその複雑さに対応したものである必要があります。

これまで、オープンソースや自社開発の監視ツールなど、多様なアプリケーションを組み合わせてネットワーク監視を行うといったケースはたくさんありました。しかし、こういったサイロ化された監視ツールの組み合わせでは、複雑なネットワークを全体の中の関連を考慮しながら監視するのに十分ではありません。

 

調査対象企業の93%がマルチクラウド戦略を採用しており、87%がハイブリッドクラウド戦略を採用しているという調査結果もあります。つまり、「ネットワーク」は企業のファイアウォールによる制約を受けなくなり、ネットワークの可視性が必要な範囲も制限がなくなります。

ハイブリッド環境では、パフォーマンスの高いネットワークは依然としてデジタルビジネスにとって非常に重要ですが、ネットワークの俊敏性と可視性のレベルが要件を満たさない可能性があります。サイロ化された監視ツールの組み合わせ、例えば、1つのツールでネットワークデバイスを監視し、別のツールでアプリケーションを監視し、ネットワークに接続されている個々のクラウドプラットフォームごとにさらに別々の監視ツールを使うといったような方法では、ネットワークの全体的な稼働状況を視覚化して把握するのは困難で、クラウドとオンプレミスのリソースがどう連携しているのかといったことも判然としません。

将来を見据えたネットワーク監視の鍵は、エッジネットワークやクラウドネットワークの監視など、ハイブリッド環境で必要なレベルの可視性を提供するネットワーク監視ツールを利用することです。

オンプレミスネットワークだけでも、ネットワークに接続するデバイスの種類は大きく様変わりしています。現在、ネットワークに接続するデバイスには、多数のモバイル、IoT、オペレーショナルテクノロジー(OT)エンドポイントなどがあり、従来のエンドポイントやインフラストラクチャコンポーネントの領域を超えています。こうしたデバイスの多様化は、ネットワークが新しいタイプとトラフィックのパターンに対応する必要があることを意味し、その対応と分析は、ネットワーク監視ツールには難しい場合があります。

SD-WAN などのソフトウェア定義のアーキテクチャは、監視や管理が簡単ではありません。仮想化も、特に SNMP を使用して VM を監視しようとする場合に、不可視問題を引き起こす可能性があります。

最後に、ビジネス継続にはデジタル対応に支障があることは致命傷となり得るので、IT >運用とネットワーク運用の重要性は計り知れません。ネットワークとその上で実行されるアプリケーションのパフォーマンスを高く確保できる能力がますます重要になってきます。高いパフォーマンスと可用性を保証するには、インフラストラクチャ監視の基本レベルを超え、各アプリケーションの稼働状況も可視化できる高機能のネットワーク監視ツールが必要になります。

将来を見据えたネットワーク監視:WhatsUp Gold

プログレスの WhatsUp Gold は、コア、オンプレミスデバイス、仮想マシン、クラウドに至るまで、ネットワーク全体を完全に可視化できる包括的なエンドツーエンドのネットワーク監視ツールです。ネットワークに接続されているすべてをユニークなインタラクティブマップに自動的に配置する高度な検出機能があり、ユーザーは IT 環境全体をコンテキストの中で確認できます。インタラクティブマップから直接ワークフローを開始して、ドリルダウンして根本原因を解明し、トラブルシューティングに取り掛かることができるので、解決までの時間を大幅に短縮できます。WhatsUp Gold は無料で試用することができますので、ご興味があれば試してみてください。

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