Progress® WhatsUp® Gold にはレイヤ 2/3 検出機能があり、インタラクティブなネットワークトポロジーマップを自動的に作成できます。
現在のネットワークは大規模で複雑かつ動的であり、ビジネス継続性のバックボーンとなっています。ビジネスを健全に継続させていくためには、ネットワークの可用性とパフォーマンスを高く維持し、迅速なトラブルシューティングを行う必要があります。そのためには、ネットワークの包括的なビューが不可欠ですが、それを提供するのがネットワークトポロジーマップです。トポロジーマップは、最も一般的に使用されるネットワーク管理ツールの1つです。
ネットワーク上のデバイス、相互接続関係、位置、相互依存性を可視化することで、ネットワークデバイスを効果的に監視し、障害/ボトルネックを事前に特定し、MTTR を短縮して、災害復旧/ビジネス継続性を向上させることができます。また、PCI-DSS のようなコンプライアンス規制を満たすためには、詳細なトポロジーマップは不可欠です。
WhatsUp Gold の検出とマッピングでは、レイヤ2検出とレイヤ3検出を使用して、ルーター、スイッチ、VLAN、物理および仮想サーバー、ワークステーションを含むすべてのネットワーク要素を示す包括的なネットワークトポロジーマップを作成します。マップは高度にカスタマイズ可能で、個々のリンクの表示/非表示の設定などを自由に変更できます。
WhatsUp Gold のトポロジーマップには、ドラッグアンドドロップ機能、デバイスと監視の相関関係の表示、デバイスの属性やステータスなどの詳細情報表示、ビューの選択などの機能が組み込まれています。
自動検出により、複雑なネットワークをマッピングする際に従来必要だった推測や手作業が不要になるので、効率化と人的ミスの削減ができます。接続されているすべてのデバイスとその相互関係が即座に正確に把握でき、速やかに監視機能を有効にできるとともに、監査がより簡単になり、変更管理も効率化できます。高度な自動化で運用効率が向上し、より戦略的な取り組みにリソースを振り向けることができます。
リアルタイム監視を行うことで、問題が顕在化する前に対処することが可能になります。デバイスのパフォーマンスとステータスを迅速に可視化し、ボトルネック、障害、不規則なトラフィックにプロアクティブに対応できます。ダウンタイムの発生を最小限に抑え、MTTR が短縮でき、ユーザーからの IT サービスへの信頼感が高まるとともに、ビジネス継続性にも貢献します。
他のネットワークツールとのシームレスな統合により、より効率的な IT エコシステムが実現します。トポロジーデータとパフォーマンス指標、アラート、ログなどを組み合わせ、ネットワークの全体像を把握できます。一元管理で部門間の分断が解消され、トラブルシューティングが迅速化され、意思決定の質が向上します。最終的には、より良いサービス提供と、より戦略的な IT 運用につながります。
WhatsUp Gold の自動ネットワークトポロジーマッパーは、SNMP、ARP、ICMP、SSH、LLDP、およびベンダー固有のプロトコルを含む複数の検出手法を組み合わせて使用し、すべての接続デバイスとその相互接続を特定します。ネットワークの物理的および論理的トポロジーを包括的かつ正確に把握できます。
ネットワークの変化に応じて自動的にリアルタイムでトポロジーマップを生成できます。この動的なネットワークマッピング機能により、現在のネットワーク構成を視覚化し、変更や問題を迅速に特定することが可能になります。
デバイス間の依存関係を特定してマッピングすることで、冗長なアラートの抑制が可能になります。例えばコアスイッチが故障したとき、その影響で下流のデバイスが影響を受けていることをシステムが認識できるので、不要な複数のアラートを防止し、根本原因の迅速な解明に寄与します。
WhatsUp Gold ネットワークマッピングでは、カスタムイメージ、注釈、組織レイアウトなど、ネットワークマップを自由にカスタマイズできます。組織独自の監視ニーズや組織構造に合わせたビューを作成でき、使いやすい、視認性の高いツールです。
ネットワークトポロジーは、ネットワーク内のデバイスの配置状況と、それらがどのように接続され、通信するかを示すものです。ネットワークトポロジーを理解することは、パフォーマンスの管理、容量計画、ネットワーク問題の効率的なトラブルシューティングのために非常に重要です。
ネットワークトポロジーマッピングソフトウェアは、SNMP、ARP、LLDP などのプロトコルを使用して接続されたデバイスを自動的に検出し、それらの接続関係を視覚化します。物理的と論理的両方の構成を反映したインタラクティブなマップを作成し、ネットワークの変化に応じて動的に更新されます。
トポロジーマップは、デバイスの状態や依存関係をリアルタイムで可視化することで、ネットワークの問題の根本原因を迅速に特定するのに役立ちます。依存関係がわかっているので複数の派生的なアラートではなく、障害が生じた接続やデバイスの調査に絞り込むことができ、平均修復時間 (MTTR) を短縮できます。
レイヤ2マッピングは、スイッチ、アクセスポイント、VLAN などのデバイス間の物理的な接続を示します。レイヤ3は、ルーティング経路などの論理的な IP レベルの接続に焦点を当てます。両方を組み合わせるとネットワーク内のデータの流れを包括的に把握できます。
監査のためのインフラ文書化、デバイスインベントリーの追跡、セキュリティ管理の証明などにトポロジーマップを活用できます。PCI-DSS や HIPAA などのコンプライアンス規制を満たすためには、ネットワークのセグメンテーションやアクセスコントロールが適切に実装されていることを示す、このような可視性が必要です。